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2019.05.19

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ATD人材開発国際会議2019参加速報②「ATD-ICE2019の注目セッション!」

ATD2019

ATD-ICEは、300種類以上のセッションが開催されるため、15種類(トラック)に分類されており、
参加者は自分の興味のあるテーマのセッションに参加できます。
15種類のトラックとセッション開催数は次のようになっています。(  )は昨年のセッション数です。

 

【コンテンツトラック】
1. キャリア開発(Career Development):16(19)
2. グローバルHRD(Global Perspectives):12 New!(17)
3. 教育デザイン(Instructional Design):37(38)
4. リーダーシップ開発(Leadership Development):46(47)
5. ラーニングテクノロジー(Learning Technologies):36(44)
6. 学習測定と分析(Learning Measurement & Analytics):17(15)
7. マネジメント(Management):12(13)
8. ラーニングファンクションの管理(Management the Learning Function):15 New!
9. セールスイネーブルメント(Sales Enablement):12(14)
10. 学習の科学(Science of Learning):31(27)
11. タレントマネジメン(Talent Management):30(29)
12. デリバリー(Training Delivery):29(32)

 

【専門業界トラック別セッション】
1. 政府関係(Government):6(6)
2. ヘルスケア関係(Healthcare):10(10)
3. 高等教育関係(Higher Education):4(4)

 

このテーマを見ると、日本で一般的に人事、人材開発の仕事を行う時に、語られるような分類とは、少し異なるようです。
毎年ATD-ICEに参加してこのテーマから感じることは、人材開発に関するその時々の潮流や専門性の進化が興味深さです。

 

例えば、「学習の科学」は脳科学や心理学だけでなく神経科学の領域に関するデータやエビデンスに基づいた
学習や組織開発のセッションが多くあります。
「ラーニングテクノロジー」は、AIやVR・AR、ブロックチェーンの活用というような進化しているテクノロジーの活用に関する、
最新の情報が毎年得られます。これらのテーマは、10年ほど前から出てきましたが、年々注目度が増していると感じます。
セッション会場は満席のことが多く、常に最新の研究内容や具体的な事例があり、発見の多いセッションが多々あります。

 

「リーダーシップ開発」「教育デザイン」「デリバリー」といったテーマは、
人事、人材開発の基本的な知識から最新情報にアップデートしたセッションまで、毎年セッション数が多いテーマです。

 

今年は、新たに「ラーニングファンクション」のトラックができました。
近年、組織においての学習機能を管理することは複雑化しています。
管理する人々の責任範囲には、組織開発やタレント開発、ビジネス目標とのアライメント、
トレーニング以外のソリューションの専門性(パフォーマンスコンサルティングやコーチングなど)も必要です。
このような背景から、如何に効果的に仕事を進めるか、注目されるトラックです。

 

その他「キャリア開発」「学習の測定と分析」「セールスイネーブルメント」「グルーバルHRD」ほか、
専門的に関わっている参加者にとって、基本的な考え方を学んだり、グローバルレベルの情報を得るためには有用なトラックです。

 

いよいよ、明日からセッションが始まります。
実際に、ATD-ICEでセッションに参加した後に、最新情報をお伝えしたいと思います。

 

【ATD-ICE 2019参加速報】
・ATD人材開発国際会議2019参加速報①「ATD と日本の活動について」

 

株式会社人財ラボ代表取締役社長
ATD International Member Network JAPAN 理事
下山博志

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