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2018.05.11

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ATD人材開発国際会議2018参加速報「ティッピング・ポイントに入ったラーニングテクノロジー」

今年のカンファレンステーマを見ると、昨年までより『DIGITAL』というキーワードが様々なところで聞かれます。ラーニングとテクノロジーとの関係は、近年のATDのカンファレンスで最も注目度の高いテーマです。

 

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2008年のATD-ICEの基調講演で、ATDのCEOトニー・ビンガム氏が、これからの時代はSNSの広がりを意識して人々の関係性が変化することに着目しようとメッセージを送っていました。それから10年間の間、テクノロジーの進化に応じて「タブレット」「モバイル」「ビックデータ」「AI」など、その時代を象徴するデジタルキーワードを使い、ATDはラーニングプロフェッショナルに向けてメッセージを送ってきました。
eラーニングという言葉を始めに言ったと言われるエリオット・メイシーは、今回のセミナーで、学び方の環境変化について次のように言っています。

 

1. 情報を記憶しようと思わない。従って、知識が欲しいと思っていない。
2. 知りたいことは今すぐ知りたい。従って、常に学べる環境にすることが必要。
3. 仕事ができる人ほどもっと学びたいと思っている。従って、こちらが教えたいことではなくなっている。

 

このような学び方の変化に対応して、「バーチャルラーニング」や「マイクロラーニング」「xAPI」などラーニング環境も進化してきました。
AR・VRの活用はすでに始まっていますが、AIスピーカー、AIカメラなどの最新テクノロジーも学習での活用が最近始まりました。
今回、参加者に、「AirPod」や「スマートスピーカー」を学習の場で活用するためのアイディアをディスカッションさせるセミナーがありましたが、実際に職場における学習で活用できそうなアイディアが沢山出ていました。

 

トニー・ビンガム氏がATDでラーニングの世界と進化するテクノロジーとの関係についてテーマに掲げて約10年が経ちました。
いよいよ、ラーニングテクノロジーはキャズムを越え、ティッピング・ポイントに入ったのかもしれません。

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