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2018.05.11

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ATD人材開発国際会議2018参加速報「心理的安全は誰に向けたテーマ?」

Googleが2015年から行っている調査(アリストテレスプロジェクト)で、「サイコロジカル・セーフティ(心理的安全性)」が、成果を上げることのできる優秀なチームには重要な要素であることが話題になっています。

 

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ATD-ICEでもハーバード大学のエイミー・エドモントソン教授の神経科学分野における研究を始めとして、ここ数年のカンファレンスでどのように職場において、心理的安全を醸成してゆけるのか、多くセッションで扱われるようになりました。

この心理的安全性は、人間の持つバイアスと同時に語られえることが多く、リーダーが持っている潜在意識の中にある心理が影響しているというアプローチが、多くのセッションで取り上げられていました。

今年は心理的安全性を築くT.R.I.B.Eというモデルも発表されています。

 

TRigger(トリガー)

・自分が対象としている相手に対してとらわれていることに注意を向ける

 

Interpret(解釈)

・自分がとらわれている事が何なのかについて考え、脅威の対象となる相手を再評価する

 

Build(組み立て)

・相手の立場から利害や立場、役割について思考してみる

 

このようなモデルは、それなりに試して見る価値はあると思います。

心理的安全性の高まりに伴い、このような対応策がでますが、毎回思うことで、誰に向けた対応策なのかを考える必要があると思います。

それは、心理的安全を脅かすリーダーなのか、心理的安全を脅かされている人々なのか、あるいは、リーダーや従業員を育成するHR部門なのか。ATDは人材開発のプロフェッショナルの集まりですので、間違いなく人材開発、HR の人達向けであることは間違いないと思います。

 

「心理的な安全が脅かされる」というキーワードは、多くの組織やチームの中で危機的な状況や、関係性の悪い組織で働く人達からすると、思わず共感するものだと思います。

変化が激しく、ストレスの大きな社会構造の中で、これは全てのリーダーは勿論のこと、人として他者の気持ちを傷つけないことはもとより、通常の振る舞いの中で考えるべき思考だと思います。

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