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2016.09.08

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できない仕事をやる人がデキル人になる!

阿部寛という人気俳優がいます。「トリック」「新参者」「テルマエロマエ」などのTVドラマ、映画などで次々とヒット作の主演をしている個性派俳優ですが、今の俳優としての揺るぎのない地位に至るまで興味深いストーリーがあります。

 

大学生時代に人気雑誌「メンズノンノ」の創刊号の表示に抜擢され、そこからモデルとして輝かしデビューしましたが、その後俳優に転換したもののなかなか芽がでなかった時期があったそうです。20代後半になり、ある大物俳優と一緒に映画に出た際、その俳優が主役級であるにも関わらず、地味な配役を謙虚な姿勢で臨んでいる姿勢を見て、阿部寛は「職人のような仕事への姿勢」に感動したそうです。それから、俳優として少しずつ仕事が来るようになったそうですが、努力はしているものの下積み生活は続いたそうです。ある時、それまでやったことの無かった、舞台の仕事が入ったそうです。自分では、俳優のほうが合っている仕事と思っていたようですが、苦手な仕事とは思ったものの、与えられた仕事は断らず挑戦してみたそうです。さらに、それまで来る仕事は二枚目ばかりでしたが、初めてオカマの役が来たそうです。周囲の人は、反対したそうですが、彼は昔教えてもらった大物俳優の仕事への姿勢を守り、できない仕事をやることが自分の可能性を広げるチャンスと考え、躊躇無くその仕事を受けました。これが、タレントとして、阿部寛の新たな可能性を広げる大きな転機になりました。

 

現在、阿部寛は二枚目から三枚目まで、個性の強い役柄でも、どのような役柄も自分の個性を最大限現すことができる俳優として人気を博しています。できる仕事を一生懸命行うのはあたりまえです。できない仕事はやらないのではなく、まず挑戦してみて、一生懸命努力することにより、できない仕事もできるようになります。そして、その努力と挑戦の結果、デキル人になるのではないでしょうか。阿部寛に限らず、このような人は沢山いるはずです。読者の周りにいるデキル人が今までどのような仕事のやり方をしてきたのか聞いてみて下さい。

 

最近、日本では転職が珍しくない社会になりました。新たな職に就いた人を対象に前職の離職理由の調査(厚生労働省:平成24年雇用動向調査)を実施した結果によると、離職の理由は、「労働条件」「将来不安」「人間関係」など昔から主な離職理由に上げられた項目が相変わらず上げられした。それが、高齢化や契約社員の拡大に向かっているためか「定年、契約満了」一番の理由になり、「待遇」「労働条件」などが主な理由に続いています。そして気になる理由として、「仕事への興味や、能力・個性・資格が合わない」という項目が高い比率で上げられています。

 

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仕事が合わないから転職する? それなりの理由があるから転職するのは当然です。しかし仕事が合わないというのは、どの段階で決断したのでしょうか。どのような仕事であっても、誰でも始めはできないのが当然です。できない仕事をやりながら、始めはできなくても、努力していれば、いつかはその仕事に慣れれば、必ずできるようになる日は来るものです。昔から石の上にも3年と言います。しかし、できないからと言って、できる仕事だけをしていたのでは、その仕事は慣れて楽になるだけです。つまり、できない仕事をやらなければできない仕事はいつまでたってもできないままです。

 

近年、転職が珍しいことでは無くなった時代ではありますが、「仕事があわない」「仕事ができない」「やりたい仕事ではない」といって、努力や挑戦もせず、やりたい仕事だけを求め、退職を判断することは、自らデキル人になる機会を逃していることになります。仕事がデキル人は、努力や挑戦を行ってきた人ではないでしょうか。

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