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2016.05.25

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ATD人材開発国際会議2016参加速報「脳に働きかける脳内科学物質」

人材開発国際会議では、4日間で300種類を超えるセッションがあります。そのため、「リーダーシップ」「学習設計」「プレゼン&ファシリテーション」ほか全部で9つのテーマに分かれて分かれています。

 

しかし、今年特に感じるのは、各セミナーで共通して使われている、時代背景にあるキーワードがあることに気づきます。その中でも「ミレニアル世代」「ラーニングカルチャー」「ニューロサイエンス」などのキーワードが、色々なセッションで使われていることです。ミレニアル世代や、ラーニングカルチャーについては、この前のブログで述べましたので、今回はニューロサイエンスに関するテーマを報告をしたいと思います。
数年前から、このATD国際会議ではニューロサイエンスについて、年々セッション数多くなっていたのですが、今年は何らかの形で、別のセッションでも脳内物質や脳の働きに関わる説明が多くなっています。

 

ベストセラー作家*でTED—Talkでベスト3に入ったSimon Sinek サイモン・シネックは
部下が組織にエンゲージして、結果として成果が出る組織にするため、安心感が必要で、この安心感のある組織にするため、4つのケミカル(脳内物質)の特徴を簡単に説明し、リーダーには必要な視点であるというスピーチがありました。

 

ATD10

 

リーダーシップに必要な4つのケミカル
〜 脳に働きかける脳内科学物質 〜

 

4つのケミカルとは「エンドロフィン」「ドーパミン」「セラトニン」「オキシトロシン」です。

 

1つ目の「エンドロフィン」とはやる気のを出すものであり、2つ目の「ドーパミン」は達成したいとか考えた時、大きなエネルギーを出すものです。
これらのケミカルを出すためには、ハッキリとしたビジョンが大切であり、ハッキリとたビジョンがあると目的ができ、目的を達成したいというドーパミンがでます。
3つ目の「セラトニン」は自分の行いに誇りや自信を持てるもので、皆の前で感謝されるとでます。関係を深め、リーダーは自分を犠牲にしても部下を守ることで、その気持ちが伝わりセラトニンがわきます。
4つ目が「オキシトシン」です。これは愛情から、所属する組織に忠誠心が現れる物質です。好きな人と一緒にいたいという気持ちや、安心感があると、オキトシンが湧いてきます。信頼や愛情のある人間同士が触り合うことでも発生します。契約する時、握手をするはその現れとしてとても効果的です。オキシトシンが湧くと、安心感が湧き人の面倒をみるようになるためよりチームワークが生まれます。
リーダーは日常の行動で意識することで、強いチームを作ることができることを、ニューロサイエンスの視点から簡単な根拠としてスピーチがありました。

 

。著書『Start With Why: How Great Leaders Inspire Everyone to Take Action(邦題:WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う)』『Leaders Eat Last: Why Some Teams Pull Together and Others Don’t(邦題:リーダーは最後に食べなさい! ―最強チームをつくる絶対法則)』

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