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2016.05.23

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ATD人材開発国際会議2016参加速報「共通の学習ニーズからより個別に学習するニーズへ」

人材育成を如何にして効果的に行うかという課題は、多くの企業で聞かれます。
ATD人材開発国際会議では、人材育成をより効果的に行うため、今までの学びの仕組み作りが、大きく変わる潮流を感じます。
そもそも「人は変わらない」ことを前提にするか、「人は必ず変わる」を前提にするのかによって、アプローチが異なるように思います。
但し、どちらにしても、これは教える側中心の考え方です。今回のATDでは、どこまで学習者中心で学びの環境を整えてゆくのかが、傾向になっているようです。
学習設計の第一人者である、マークローゼンバーグは2年前より「学習者」の経験レベルにより、単なる研修から脱皮しなくてはならないという主張をしています。

 

ATD3

 

1. トレーニング(教育)については、学習者が初心者レベルであったり、経験してできるようになった時、さらに上級レベル、卓越レベルになるに従い、減らしてゆくことが効果的です。
2. 一方、周囲の経験者や管理者から学ぶ「ソーシャルでの学び」につきましては。反対に上級レベルに従い、増えてゆきます。
3. 教育ツールなどは、初心者ではなく、一通り経験した時に使いこなすもので、初心者はむしろ使えません。経験者か使い、除々に減らします。
4. コーチングやメンタリングも、初心者ではなく、経験者が最も必要、その後は、メンタリングを受けたり、コーチングを行うことが効果的です。

 

このように初心者レベルと、対局にある卓越レベルでは、教育のアプローチを手法でみると効果的な育成環境になります。そして、学習者のレベルによる学習アプローチのコンセプトは次のようになります。

 

共通の学習ニーズからより個別に学習するニーズへ
1.プログラムは、共通のコンテンツからより個別化したコンテンツへ
2.構造化した内容で教育設計することからより柔軟性のある学習へ
3.構造化した教育から、より柔軟性のある教育へ
4.プッシュ型で教え込む教育から、学習者が自分で情報を引き出す流れへ

 

以上のようなコンセプトで学習設計することがより効果的と説明しています。

ATD4

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