「プロ意識」と「使命感」をもち、「顧客に喜んでもらうためにはどうすればよいのか？」を自ら考えて行動し、 やりがいや役立ち感などの働く喜びを得てチームの一員として、わくわくと前向きに楽しそうに仕事をする人のことを「わくわく社員」と呼んでいます。

私は現在、「働く人を元気にして企業を元気にし、日本を明るくする」を使命に、全国の様々な業種の企業において、 わくわく社員増殖プロジェクト（社員をわくわく元気に！リーダーをわくわく元気に！職場をわくわく明るく！）を展開しています。
また、人材育成や職場づくり、女性のキャリアなどをテーマにした講演も行っています。

今回は著書である「社員もパートもみずから動き出す心の報酬の与え方」の内容を踏まえ、真の顧客満足を生み出す「わくわく社員」をどのように増殖（育成）していくのか？
スーパーのパートから店長、更には人財育成・組織コンサルタントへと転身した際の実例を交え、ご参加の皆様と語りあいました。

まずは、弊社代表下山によるミニ講演をいたしました。「人財開発の今日的課題とアプローチ」として、「女性活躍推進」と「エンゲージメント」について講演いたしました。「女性活躍推進」では、企業が女性活躍推進を進めるポイントとして、組織内の意識のギャップを顕在化してうめること、男女を同時に研修することをお伝えいたしました。また、「エンゲージメント」では、エンゲージメント、満足度、幸福度の関係について、そのメカニズムをご紹介いたしました。
最後に、「統合的な人財戦略」として、教育設計のニューアプローチ、統合的な人財開発戦略、学習評価の見直しについて、講演いたしました。

【開催レポート】

①わくわく社員の奇跡

まずは中氏ご自身のスーパーでの経験をお伺いしました。パートとして働き始め、店長に抜擢されます。店長になった時、多くの従業員が笑顔で働いていないことに疑問に思い、笑顔の職場にするために取り組みを始めます。「人の為に働く喜びを感じられ、真の顧客満足・顧客感動を生み出すことができる社員」を「わくわく社員」と呼び、「わくわく社員」を増殖することを使命とします。職場の全員がわくわく社員になり、組織がわくわくチームになったところ、売り上げが3倍に！現在、中氏はわくわく社員増殖コンサルタントとしてご活躍されています。

②わくわくの基本行動を習慣化する

わくわくチームになるためには、習慣を変え、空気を変え、風土を変えることが大事。習慣化するわくわくの基本行動としてまずは挨拶。「わくわく挨拶の8つのポイント」を教授いただきました。できていると思った挨拶も、心を込めるなど、まだまだ改善の余地がありそうです。次に笑顔「わくわく3スマイル」、なかなか歯を出して笑えない人も歯磨きスタイルで笑顔上級者に。最後に「わくわく言葉」でネガティブな言葉をポジティブに。例えば、「お疲れ様です」は「わくわく様です」と言います。

③わくわく体操でわくわく社員を増殖