開催報告

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2019.08.29

北欧 「スウェーデン」 の働き方を学ぶ 〜生産性向上の3つのカギ〜

ご存知の方も多いと思いますが、北欧の多くの国は、
ジェンダーギャップ指数、幸福度、一人辺りのGDPなど、
上位のランキングにあり、これらの数値は日本を大きく上回っています。
 
少子高齢化による人員不足などで、働き方改革が急がれる中、
日本の先を行く北欧の働き方を参考にするべく、
スウェーデンのIT企業で働いた経験を持つ正木 美奈子氏に登壇いただき、
その国の働き方の仕組みや、働く人の考え方を教えていただきました。
 
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まずは、働く時間について、共有いただきました。
スウェーデンの人は、家族を第一に考え、
家族と多くの時間を過すごすという目的意識を持ち、
決められた時間内で、生産性高く仕事をしているそうです。
現地で、暗いオフィスの中、残業しているのは正木氏だけということがよくあったそうです。
 
また、年3週間の長期休暇をとることが一般的だそうです。
そのため、管理職は、仕事が属人化しないよう注意を払い、
メンバーが不在中も、他の人が代わりを務められるよう、普段から育成しているそうです。
メンバーに長期休暇を取らせられない管理職は、管理職の仕事ができないという評価になってしまうそうです。
 
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途中、なぜ、私たちは残業してしまうのか?制度を活用し尽くせないのか?について、参加者間で意見交換する時間を持ちました。
周りに迷惑をかけたくないから、頑張っているアピールをしたいからなど、考え方を理由とするものが目立ちました。
正木氏から「残業すれば時間はまだあると思うと、つい人はその時間も目一杯使ってしまう、
お金も同じであるだけ使ってしまう、それを「パーキンソンの法則」ということを教えていただきました。
思い当たることがあり、身につまされる思いです。
 
最後に、正木氏は、制限や覚悟を持つことで、働き方を変えられるとおっしゃっていました。
また、今の日本は以前のスウェーデンのようなので、きっと変えられるだろうということもおっしゃいました。
正木氏の言葉に明るい未来を感じつつ、変えなければいけないという使命感を新たにし、本セミナーは終了となりました。
 
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講師プロフィール

正木 美奈子氏(ソルローズ株式会社代表取締役、働きウーマン主宰)

[略歴]
愛知県生まれ。
大手外資系通信会社にて派遣社員からはじめ、プロジェクトマネージャー、管理職とキャリアを積む。
日本では、根っからのワークホリックであったが、本社スウェーデンで働く機会を得たことで、
女性のキャリアや効率的・効果的な「働き方」の重要性を考え始める。
[活動]
現在は、今までの経験、そしてスウェーデンをはじめとする異文化での経験を活かし、
豊かな人生を得るための「働き方」、目標達成のコーチング、ダイバーシティー研修など、
グローバルな視点を取り入れて企業・起業家に向けても諸々の活動・支援中。
座右の銘は、「Simple is best! (シンプルであれ!)」「笑う門には福来る!」
[資格]
・PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
・ワークライフバランスコンサルタント
・GCS認定コーチ
・アンガーマネジメント スペシャリストⅠ

開催概要

Overview

開催日時

2019年8月27日(火) 18:00〜20:45

定員

18

金額

3,000円

会場

株式会社人財ラボ

住所

〒102-0094
東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル16F
麹町駅から徒歩3分、永田町駅から徒歩8分、半蔵門駅から徒歩9分、
四ツ谷駅から徒歩11分

講師名

正木 美奈子氏(ソルローズ株式会社代表取締役、働きウーマン主宰)

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紀尾井町ビル16F

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