【開催レポート】

①子供たちに夢と職業意識を運びたい

朝山さんが代表理事を勤める「NPOキーパーソン２１」は、子供たちが自分の将来の仕事や生き方を考えるプログラム“夢！自分！発見プログラム”を、学校等子供たちが集まる場に提供しています。「ゲーム形式で」「チームで取り組み」「大人が関わる」ことを通して、子供たちが自分を知り、社会を知り、自立していくことをめざします。講演、ワークショップの他に、一人一人の進路決定を支援する「個別サポート」も行っています。

 

 

②主婦が社会事業を興し、発展させる！

朝山さんは元々３人の息子さんの子育てに携わる専業主婦。その中で「子供たちに、仕事を自分で選択することの重要性をもっと伝えたい、自分が何をやりたいのか、どう生きたいのかを考えるチャンスを持たせたい」という気持ちが、「キーパーソン２１」の事業を産みました。仲間と共に活動を始めたのが2000年12月。いま、子どもを取り巻く環境は、以前に増して悪化し、このような社会学習のプログラムが必要という実感は大きく、教員向けのプログラムや個別支援など、新しい展開も含めて活動はますます広がりつつある、とのことでした。

 

 
③困ったときは、原点に戻り、決断する！

NPO運営については「できちゃったNPOでしたし、問題にぶつかることもたくさんありました。」と。その時々原点に立ち返り、方向性を決断し、理解し合える人と共に前に進んできたとのこと。「男化していきましたね。」とも。いいものを提供したい、そのために関わってくれる人たちの個性やいい面を活かして、いろいろな人の特徴をもちよって組織作りをしていく。その信念は一貫していました。「活動に関わった方の満足感を高めるための工夫をいつも考えています。働いてよかった、関わってよかった、そんな活動ができたらと思っています。」朝山さんの熱のこもったお話に、参加者一同、大きな力をもらったひとときでした。